To Toront First

空港ホテルの窓からの景色

まずはトロントへ

2010年8月17日火曜日

いよいよ出発。今日は、南米に向かうファーストステップとして、北米カナダへ向かいます。

日本から南米はまさに裏側なので、いろんなルートでのアクセスが可能です。一番一般的なのは米国経由ルート。たいていの安チケットはこのルートで行くことになります。逆にヨーロッパ経由ルートで行くことも可能です。試しに、expedia.comで、東京からサンチアゴのルートを検索すると、ユナイテッドのロサンゼルス経由に続いて、ルフトハンザのフランクフルト経由が出てきます。他にも、南太平洋のシドニーやオークランド等を経由する手もありますし、まっすぐ行こうと思うと、タヒチのヌーメア経由なんて離れ業もないわけではありません。

いろいろ考えてみたんですが、米国を通るとセキュリティが厳しすぎて、事前にインターネットでやっておかなければならない入国手続きをするのにお金を取られる上に、手荷物も特別な鍵をつけなきゃいけないので、やってられないということで、米国を避けることにして、後は日程と値段と相談して、エア=カナダを利用することにしました。

伊丹発ANA まずは、伊丹発のNH2178便で成田へ出て、そこから北米へ出発です。ここのところ関空からの便は一気に減ってしまっていますから、北米方面にでるには成田を通ることが増えました。成田空港は、空港としての出来はかなり悪い方に入りますのであんまり楽しくないんですけどね。こればかりは仕方ない。KIXはアジアでも1-2を争う高い評価を誇る空港なのに、残念なことです。

伊丹空港でチェックイン手続きをとってみると、窓口のお姉さんが偉い難しい顔をして端末をああでもないこうでもないといじっています。なんでも、エア=カナダ便になぜかチェックインできないとのこと。仕方がないので成田で手続きしてくれと言われて、とりあえず成田へ。いきなりトラブルの予感です。

AC04バンクーバー行き 成田で手続き窓口に来てみると、結局シートがアサインされていなかった上に、飛行機が一杯で、窓口調整になっていたと言うことでした。窓口で無事シートをアサインされて一件落着。心安らかに、成田空港でビールを一杯飲んで乗り継ぎ待ちです。

AC04は帝国でバンクーバーへ 今日の目的地はトロントですが、私はバンクーバーで乗り換えてトロントへ。この方がちょっと安かったのでこちらのフライトを拾いましたが、これが正解。今日のトロント行きはどうやら5時間程度の遅れで出発のようです。一方こちらバンクーバー行きは定刻。

バンクーバーはシアトルの近く 8時間半のフライトを経て、同じ日の午前10時半にバンクーバー着。今日は日付変更線を越えたので長い一日になります。バンクーバー空港は大変綺麗な空港で、乗り継ぎも楽。シアトルの近くなので、スターバックスもでーんと店を構えています。

そうそう、余談ですが、エア=カナダの成田=バンクーバー便は、朝御飯まで2種類の食事から選択が出来ました。今時珍しいサービスです。食事も米国の各種航空会社とか日本のナショナルフラッグキャリアみたいに「食えるかこんなもの」的なこともなく、いい感じでした。これも「当たり」感を高めてくれます。

夕焼け迫るトロント空港 西海岸のバンクーバーから4時間半のフライトで、トロントへ到着。19時半についたのに、やはり緯度が高いだけあって、まだまだ夕方の気配です。空港内を結ぶ無料の列車で第一ターミナルから第三ターミナルに移動して、ターミナルのシェラトンホテルに宿泊。ホテル列車のすぐ横を通っていて、窓からはトップの写真のような景色が望めます。列車が通るたびに誰かに覗かれるような気がするぐらい、窓のすぐ横を列車が通り抜けていきます。

実はケーブルカー この列車、列車とは行っても、実はケーブルカー。複線のレールをそれぞれ一編成の列車が、空港の二つのターミナルと、大型駐車場の真ん中の合計三駅の間を行ったり来たりしています。写真の列車の下にケーブルが写っているのが分かりますか?

ただひたすら飛行機の中でじっと寝ていただけのつもりでしたが、それでも結構疲れました。明日に向けてまずは時差ぼけを解消するのにまずは就寝。飛行機の中であれだけ寝ていたのにやっぱりぐっすり眠れました。人間寝だめが効くのかなぁと思う瞬間です。