Uusilukukausi
新学期
2006年9月5日火曜日
ヘルシンキでの旅行を終えて、その後オウルまで来た同僚をラップランドへ案内し、本当に久方ぶりに大学へやってきました。日本に人を送り返したとたん、朝の気温は再び10度を割り、秋の冷たい雨が淡々と降り始めました。フィンランドの本物の秋がやってきた感じです。寒くなったなぁと思いながら、自転車を漕いで大学に来てみると、この自転車の数!!そうです。今週は9月第一週。学年が変わり、新学期の始まりです。
第一学期に講義を持っている同僚達は忙しく働きまわっていますし、食事に大学食堂に向かうとものすごい人。しかも今日は「新入生歓迎宴会」が設定されている日だそうで、沢山のサークルのデスクが食堂の周りに並び、勧誘活動にも力が入っています。食事をするにも偉い待ち時間です。友人達と話をしてみると、本当に全ての学生がこの大学にやってきたら、大学は完全にパンクしてしまうんだとか。4月11日の日記にも書きましたが、学生達は仕事を持ちながら大学に来ていますし、かつ、講義はオンラインで聴けるので実際に学生がやってくることは殆どありません。
日本でも5月の連休を過ぎると大学から学生の姿が無くなりますが(最近は文部科学省か大学生の講義出席率向上を大学に要求して、大学も講義で出席をとることなどを義務づけるなんて信じられないことをはじめてますので、状況は変わりつつありますが)、オウル大学でもそれは同じ。学生が大量にやってくるのは今日まで。もちろん、夏休みみたいに「閑古鳥」と言うことはありませんが、明日からはまた平穏な日々が戻ってきます。