Juhla-ateria

ずらっと並んだ各国のメニュー

宴会

2006年3月18日土曜日

今日は朝から雨と雪の間を行ったり来たり。気温が見事に2度から3度の間ぐらいです。雨は気温が3度を切ると雪になると言いますから、ちゃんと理論通りだなぁと妙に納得したり。又、こういう天気だと雪の結晶がきれいに育ちますから、袖に落ちた雪を見ると見事な雪印が見れたりします。

先週の半ばぐらいから“Food Party”というメールが回ってきていました。外人コミュニティの中にいると何よりも楽しいのがこれで、いろんな国の食べ物を楽しむことが出来ます。ま、日本でも時々やるのですか、こういう「持ち寄り形式」のホームパーティーは何かと発見があって楽しかったりします。

薄切り肉 当然、こちらも何か作っていかなければいけないわけで、とりあえず、割と簡単にできる沖縄料理「ラフテー」でも作ってみようとしたのですが、 細切り肉 これがなかなか大変。ご存じない方のために、ラフテーは豚の三枚肉を泡盛と醤油と黒砂糖で煮込んだ「角煮」ですが、まず三枚肉の固まりが手に入りません。フィンランド人はどうやらヒレ肉が好きらしく、ロース肉もUlkofilee(外側のヒレ肉)という名前で売られているぐらいで、どこへ行ってもヒレ肉ばかり。三枚肉もあるにはあるのですが、Kalakukko(鮭と豚肉のパイ包みをオーブンで煮込んだ料理)用の薄切りか、Kaljalan Paisti(カレリア風シチュー)用の細かい角切りしか手に入りません。余り細かいと煮込みに耐えないので、仕方がないから肩ロースの固まりを買ってきました。しかも骨付き。

上等なお酒 当然泡盛など手にはいるわけもないので、こちらのスピリッツを使おうと言うことで、前の住人が置いていったPuolukka(リンゴンベリー)ウォッカを使うことにしました。 野菜コンソメ 一度ゆでて油抜きした肩ロースをさいころ状に切って、野菜コンソメスープに、 できあがり このウォッカと醤油と蜂蜜を加えた出汁に放り込み、香り付けにポロネギの青い部分とショウガを入れて煮込んでみたら、一応それらしいラフテーのできあがり。味もまぁまぁです。

煮卵 後はこの煮汁を使って煮卵を作ったのと、こちらで手に入る材料だけでベトナム風春巻きを作って、持って行くことにしました。 春巻き それにしても、スーパーで売っている食材だけで、ベトナム風春巻きが作れるなんぞ、5年前には考えられなかったのですが、今やライスペーパまで手に入ります。

ずらっと並んだ醤油 キッコーマンの醤油一つとってもこの通り、減塩醤油どころか、照り焼き醤油だのすき焼き醤油だの、日本ではほぼお目にかからない商品までどこのスーパーに行ってもほぼ手に入ります。海苔もあれば、ガリもある。調味料で困ると言うことはほぼありません。さすがにお好み焼きソースやらたこ焼きソースはありませんが。タイ料理の食材なんかでも、バンコクで買ったのと全く同じインスタント食品が売っていたりして、びっくりさせられます。

いつまでも続く夕日 いつまでも続く夕日を見ながら、迎えに来てくれた友人の車でパーティー会場となるお宅へ、フランス人の作ったキッチュ、ドイツ人の作ったパスタサラダ、トルコ人の作ったおかゆ風のスープ、フィンランド人の作ったデザートと一通り堪能し、話に花を咲かせていたら、あっさりと深夜の帰宅と相成りました。