Siivota asunto
大掃除
2006年3月12日日曜日
今日は日曜日、いい天気です。
木曜日にLakkoも終わり、ついでにPakkanenも去って、なんだかいい感じになりました。昨日などは、とうとう昼間の気温がプラスに転じました。ほらほら、寒暖計が0度丁度を指しています。もうなんだか春の気分です。-10度を切ってくると、一気に暖かくなってくるものですから。
フィンランドは日曜日は安息日。ほとんどのお店が日曜日は閉めています。つい先達ても、日曜日に大型店舗を開けていいように法律を変更しようという話し合いが国会で行われたようですが、結局は通らず、いくつかの小さい商店を除いて日曜日はお店が閉まっています。宗教にかこつけていますが、要は中小店舗保護政策を引いているようです。それでも夏場やクリスマス時期には日曜日も大型店舗が開くようになりましたから、ずいぶんな変化です。1994年にヘルシンキにやってきたことには、土日はすっかりお店が閉まっていましたから、何も食料が買えずにひもじい思いをしましたが、今はそういうこともありません。
ということで、日曜日はやることがありませんから、普通は散歩に出かけるか、テレビを見て過ごします。普通はテレビはつまらない物ですが、今週末は、オウルのすぐ北のLeviでアルペン女子ワールドカップ、リレハンメルではスキージャンプとフィンランド人が活躍しそうな競技がある上に、志賀高原のアルペン男子ワールドカップではフィンランド人が優勝し、バーレーングランプリでは、Kimi Raikkonen や Nico Rosbergが大活躍して大盛り上がりです。昨日はオウルでも市民参加の70kmクロスカントリースキー大会が開かれ、まさにスポーツの週末と言ったところです。
私の方はと言うと、今日は大掃除。というのも、現在私が住んでいるところは大学の借り上げアパートですが、前に住んでいた人たちが残していった、いろんな機械の箱やらゴミやらが大量にあるので、とりあえず捨てないことにはどうにもりませんので。
私たちの前に住んでいた、アメリカ人はゴミと洗濯物を大量に「そのまま」残していきましたから、初日からゴミ捨てだったのですが、その前にはどうやらロシア人女性が住んでいたらしく、ロシア語で書かれたシャンプーなどが残されています。流石女の子だなぁと思ったのですが、クリスマスイルミネーションまで買ってあります。でも、「ぽい」っとビニール袋に放り込んで、戸棚の中に入っていました。仕方がないので一旦床一杯に広げて元の箱に収めます。それにしても、片付けものひとつとっても、国民性のなせる技だなぁと思います。片付けようとはしているけれど細かいことは苦手なロシア人、XXXなアメリカ人。それぞれ個性的です。こっちは日本人ですから、細かいことをこちょこちょとやってしまいます。
大掃除が済んでから、夕方のお散歩に出かけました。気温は-5~-10度ぐらい。このぐらいなら「暖かい」という感じです。さすがに-20度を回ると歩くのもつらくなりますが(といても、現地人は普通に歩いていますが)、-10度なら息を口から吸い込んでも大丈夫ですし、顔も痛くは成りません。
見るからに痛々しい転倒注意の看板の横を抜けて、湖の畔に出ると、凍り付いた湖のに春の長〜く続く夕焼けがかかって非常にきれいです。
それにしても、白樺と雪の白に、春の北欧の弱い日差しはよくあいます。きれいだなぁと空を見上げていると、走り出したばかりのバスが、すぐ脇をすり抜けていきました。