Pakkanen on tullut

気温は-25度

冬将軍到来

2006年3月7日火曜日

なんか昨日からSää (天気予報)で「ぱっかねん、ぱっかねん」と繰り返しているなぁと思っていたら、朝起きて窓についている寒暖計を見ると-25度。辞書を引いてみると、Pakkanenとは冬将軍のこと。どうやら激しい寒の戻りのようです。昨日までは朝方の気温で大体-15度を少し下回るくらいでしたから、一気に寒くなった感じです。

寒暖計にズームイン 上の写真で「ほんまかいな」という方のために、はい、拡大写真です。見事に-25度でしょ。

 一方、上の写真の丸い温度計の方は、+15度を指しています。こちらは部屋の中の気温を示しています。フィンランドでは、こんな具合に家の中と外の温度を見るための二つの寒暖計が窓際についていることが結構あります。ま、ほとんどの家の窓に外気温を示す寒暖計はついています。これちゃんと見てから外に出ないと、ひどい目にあいますから。

暖房装置 家の中の温度はどうやって保たれているかというと、こんな具合。私が住んでいるのはアパートですから上下に繋がった給湯管で温かいお湯が回ってきて、窓際のヒータに流れ込んでいます。これで温度が保たれるという具合。一戸建ての家では、これと同じ形をした電気ヒータやオイルヒータがついていたり、床暖房だったり、天井暖房だったりします。とにかく暖めておかないと死にますから、この辺の設備はしっかりしています。私のアパートはちょっと暖房が効いていない方なのですが、大体20度弱ぐらいには保たれているのが普通です。

学生用コートフック 建物の中と外であまりにも気温が違いますから、建物の出入りの際には、服を沢山脱いだり着たりしなければいけなくなります。というわけで、大学の入り口近辺にはこういうコートフックがあって、大学にやってきて講義を受けている間、学生さんがコートやら帽子をここに掛けています。こうでもしておかないと、講義室の中が服だらけに成っちゃいますからね。日本でこれをやると服が盗まれかねませんから、この辺は安全なフィンランドだからこそ成り立つ仕組みといったところでしょうか。

凍ったシャボン玉 -25度になると、ぜんじろう先生じゃないですが、シャボン玉が凍ります。左の写真、シャボン玉を窓の外にあるテーブルの上に吹き付けて30秒後ぐらいの写真です。シャボン玉が凍って、表面にでこぼこが出来ているのが分かりますか? ご興味のある方は、こちらのムービー(500Kbyte)をどうぞ。

Sääをみているかぎりは、まだまだこの気温は続きそうです。日は長くなってきましたが、まだ春は遠そうです。