5月27日 TIVOLI


今日もまだまだ外は寒い。天気予報によれば最低2度、最高6度。いつになったら春がくるんだか。

そんな中、今日は友達の両親と弟がフランスからきているので、ちょうどいいからとTIVOLIまで遊びに行ってきました。
チボリ入り口 「チボリ? デンマークまで行ったのか?」とお思いの方もおいででしょうが、私達が行ったのはここ、その名も"SUOMENTIVOLI"(フィンランドチボリ)。

日本にも倉敷チボリ公園と宝塚チボリ(ちょっと違うけど)があるように、世界中どこへ行ってもチボリは存在します。チボリ=遊園地と考えた方がいいでしょう。

本場コペンハーゲンのチボリが冬の間は閉園するのにもかかわらず、倉敷チボリが一年中開いているように、世界各地に点在するチボリはそれぞれ独特の顔を持っています。ここスオメンチボリは移動式遊園地。夏の間、フィンランド各地を遊園地がどさまわりしていきます。

移動式遊園地といっても、結構な規模のもので、対岸の橋から見ると一際目立つ、三階建てのビル程度の高さのGiant Wheelを筆頭に、"Hight Speed"な、レールの上を走る子供用のF1風の乗り物など、最新鋭の絶叫マシンが揃えられています。(^^;; チボリの遠景
カエル飛ばし しかし結局楽しいのは、古典的な「縁日系」のゲーム。大人も子供も私も、結構必死になって遊んでいます。

この写真は「蛙飛ばし」台の上に蛙のゴム人形を載せ、ハンマーでてこを叩いてこれを飛ばし、向こう側でぐるぐる回っている花に入れるというもの。近いところまでは飛ぶんですが、これがなかなか入らない。それを叩く方も楽しいですし、見ての通りまわりではやし立てる仲間の方も楽しくやっています。

こちらは「カン倒し」。お手玉を一回り大きくしたような、柔らかくて軽い球を投げつけて、鉛のカンの山を全て倒すと言うもの。これがまた当たらない。当たっても倒れない。私の場合は一つも当たらなかったので、それ以前の問題ですが。クリアすれば景品が、クリアできなければ造花が一本もれなくついてきます。 カン倒し
ゴーカート そのなかでも、もっとも人気があったのがこのゴーカート。電気式の車で広場の中をはしって他の車に衝突させて楽しむという、他愛のない乗り物ですが、これが結構楽しい。友達とただ闇雲にぶつけ合いをするだけですが、これが結構やみつきになるんですよね。そこそこスピードが出ますし、集中攻撃を受けると多重衝突で頭がくらくらします。

結局一日仲間とめいっぱいはしゃいで帰ってきました。日本にいるとどうしても「忙しい」が最初に来て遊べない。「格好悪い」が先に立ってはしゃげないと言うところがありますが、外国にいるせいかそういうたががはずれて自然と遊べるのが不思議です。もしかすると英語で生活しているので、別の人格になっているのかもしれません

でも結局「楽しもう」という素直な姿勢があれば、どんなエンターテイメントでも本質的に質のいいものは思いっきり楽しめます。ものの古い新しいじゃないのかも。アメリカに行くと最上級のエンターテイメントに感激しますが、北欧では本来の遊びってこういうものなんだろうなと思わせるような何かがある様な気がします。


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