4月 8日 買い物の仕方


来週はイースター。今日は朝から魔女の格好をして、飾り付けをした木の枝を持った子供たちが歩き回っています。子供たちがお菓子をねだりに来るのですが、お菓子を買っておくのを忘れてしまいました。(^^;; こうなると日曜日にお店が閉まっているのは困ったものです。

フィンランドでは日曜日に開いている店はほとんどありません。ヘルシンキでは一部の百貨店などは開けるようになったそうですが、オウルのような地方都市に来るとそうも行かないようです。1994年にヘルシンキ工科大学に来た頃は土曜日も開いている店が無く、週末についた私は最初から飢えかけるという体験をしましたが、最近では、Ma-Pe(月〜金) 8:00-21:00、La(土) 8:00-16:00 などと書いてある店が目立ちます。

野菜売り場と値付け機 一番重要な買い物は当然食料品の買い込みです。最近ではEU加盟のおかげで野菜は日本で買うよりも安く手に入ります。もちろんここは北国ですからそれほど種類が豊富にあるわけでもないですし、決して新しいわけではありません。たまにマジで腐っているものが混じっていたりしますから、よほど注意して選ばないといけません。

基本的に野菜は量り売りです。適当に野菜をピックアップしたら、後は左の写真に見える機械に持っていって値付けをします。

機械に行く前に確認した方がいいのが値札。値札の右下(店によって違いますが)には番号がついています。

機械のはかりの上に野菜を乗せてこの番号のボタンを押すと、バーコードの印刷された値札がでてきますので、これを野菜や袋に貼り付けてレジに持っていくというわけです。

値札の写真

私が住んでいる大阪だったらまず成立し得ないシステムです。大阪のおばちゃんはきっと野菜の一つや二つ減らしてはかりに乗せるはず。で、指摘されたら「機械壊れてるんちゃうかぁ?」としれっとおっしゃることでしょう。買った野菜が傷んでいたら、スーパーまで持ってきてさんざん文句を言ったあげく一個の野菜を二個にして持って帰るはずです。

カウンターの写真 その大阪のおばちゃんといえでも日本と同じように袋を2〜3枚持って帰ることは出来ません。フィンランドではレジ袋は基本的に有料です。必要があればレジのカウンターの下から(写真中では段ボールに緑の袋が入っている)袋を拾います。まあ、最大1FIM程度ですが。

レジではかごの中のものをベルトコンベアの上に広げます。前の人との間にはしきり棒(写真の椅子の横にある黄色い棒)をおいておきます。

支払いはほとんどの人がカードです。pankin kortti(デビットカード)かクレジットカード(カード会社の名前を言う)かを告げて支払っています。日本から持ってきたカードもほぼ使えます。VISAとMASTERはほとんどの場合大丈夫です。JCBやAmericanExpressはほとんど使えません。

今日もいい天気です。散歩日和の春の日差しが、さんさんと…というには弱々しく水平に差し込んでいます。あちらの家からもこちらの家からも、子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきます。のどかな日曜日です。


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