4月 7日 小春日和


今日は小春日和。昼間の気温は大体6度から8度です。家の近くはちょっとした広場になっていますが、今日はこっちへ来て初めてここに沢山の人がたむろしている姿を見ました。

私もフィンランドへ来て初めてセーターなしで(ジャンパーは羽織ってますが)外を歩いています。春はすぐそこ…なのでしょうか。

セーターで思い出したのですが、そういえば「フィンランドで生活するのに持ってくるべきもの」を一度も書いていませんでした。今日はちょっと思いつくままに書いてみます。
二重窓と暖房器具 まず、冬を乗り切るための服について。基本的には分厚い脱げる上着が最適です。この国は外は寒いですが、建物の中はかなり暖かくなっていますので。

家の窓は基本的に二重窓。一戸建ての家ならばたいてい扉のところが二重になっていて、その間にちょっとしたスペース(玄関口)があります。ここで上着を脱いで暖かい家にはいるというわけです。

ということで、おすすめはスキーウエア、私の場合はグランドコート(サッカーの控えの選手が来ているあれです)を着て歩いています。ただしグランドコードは風邪は切ってくれますが、熱を保ってくれないので、中に空気層を作るためにセーターを着ているというわけです。

下半身は、ウインドブレーカーがあった方がいいかもしれません。ちょっと脱ぎにくい服ではありますがズボン下も必需品です。

靴は合成皮革のウォーキングシューズがよいようです。足首まできっちり結べるものならばなおよしです。普通の靴だと必ずと言っていいほど滑ります。ただし、こんな靴をずっと履いていると足が腐ってきますので、サンダルもあった方がよいでしょう。夏なんか気持ちいいですよ。

そうそう、履き物といえば室内用スリッパは必需品です。フィンランドの家は中まで靴で入れますので(普通は脱ぎますが)、スリッパがないとやってられません。もちろんこれがあるとフィンランドまでの長時間のフライトも快適です。

そして、絶対忘れてはいけないのが帽子。私のように関西に済んでいるとほとんど感じませんが、熱は頭から逃げていきます。耳あて付きの方が好ましいでしょう。

夏の必需品は薄手のジャンパー。この国で「暑い夏」とは25度前後のことですので。

水着(女性ならビキニ)も必須です。フィンランドの名物といえば、ムーミン、キシリトール、そしてなんといってもサウナです。フィンランド人と同じように裸で湖で泳ぐんでしたら要らないでしょうけど、場所によってはそうも行きませんので。

夏冬通して、必需品なのがサングラスです。これは持ってないとかなりつらい。フィンランドは緯度の非常に高い国です。太陽はひどいときには水平に差し込んできます。冬の日差しの短いときは昼間の太陽は低いところにありますし、夏の日差しの長いときには、夜の太陽はやっぱり低いところにあります。

春分を過ぎて、日差しが長くなってきました。夜9時なってようやく日が暮れるという感じです。フィンランド人は犬好きですから、午後6時ぐらいに犬をつれて散歩をしている人を沢山見かけるようになりました。

でも、犬の糞尿の処理はちゃんとして欲しいものです。冬は雪の上にあっちもこっちも黄色い氷が張り付いていますし、雪が溶けてくると冷凍保存されていた夥しい量の糞が冬眠から覚めてきます。(--;; 何とかしてくれよ、下向いて歩かなきゃいけない…。


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