3月10日(日) スキー休み


3月はスキーの季節です。当然冬中雪は降っているわけですが、12月とかは寒すぎてスキーなんかやってられないというのが本当のところです。私はちょうど10年前の12月にRanuaという北の方の町に一月ほどホームステイしていましたが、このときにダウンヒル=スキーに連れて行ってもらいました。

行ってみると、滑っているのは5〜6人? それもそのはず、まずめちゃくちゃ寒い。何てったって、外気温-25度前後だったはずですから。もちろん、ゲレンデは全面アイスバーン。しかも、

一日中ずーっとナイタースキー

そりゃそうだわな、何てったって、日が昇らないんだから。

ちなみにラヌアにはラヌア動物公園とか、日本の家とか、結構観光施設が点在しています。実は日本の村と有効姉妹都市(村?)関係を結んでいたりと日本贔屓な村だったりするわけで。で私がここで何をしていたかというとトントゥとして一月ほど、サンタさんのために働いておりました。どんな仕事かって? それは秘密です。(^^

さて、話は戻って…。スキーシーズンの2月終わり頃からフィンランドではスキー休みが始まります。これは、地域ごとに順番に一週間ずつ小学校(は間違いなく、中学校とかもあるのかな?)を休みにして、「家族でスキーに行ってらっしゃい」というお休みです。

今週(というのか、先週というのか、3月5日からの週)はOuluの順番なんだそうで、町から子供たちが消えています。ついでに子供を連れてスキーに行くために、大学の職員も順番に休みを取っていたりして、用事があるのに掴まらない人が結構いたりします。少しずらして来週(3月12日からの週)お休みをとる人もいたりして、また掴まらない人がたくさんいます。というわけで、この時期フィンランドにお仕事で来られるときには重々ご注意のほどを。

フィンランドの大学職員には結構休みがたくさんあります。ちょっと小耳に挟んだ話では、長くつとめている人だと45日ぐらい年間に休みがあるそうです。で、この休みを夏の時期に使わずに他の時期に休みを取るとさらに1.5倍。しかも、給料の中には「休みに変えられる権利付き給料」というのがあったりして。ちょっと話したこちらの大学の職員は「大学から他の会社に移籍するとしたら、二ヶ月半位前に大学を去らないと、休みが使い切れなくて勿体ない。」などと曰うておりました。(^^;;;

一年弱しか滞在しない予定の私でさえ、一ヶ月の休みがもらえるわけですから。
オウル大学の教会の夜景 外気温は-3度前後。どんどん暖かくなってきました。春はすぐそこという感じです。でも、今日もしんしんと雪が降り続いています。やっぱり夜は寒かったりしますが、雪の夜の北欧の風景は、光が上手に使われていて、本当に幻想的だったりします。こういう風景を見ているとき、「北欧に来てよかったなぁ」としみじみ感傷に浸ってみたり…。


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